人はブレてしまうもの
あなたは今までに
「どう行動したらいいかわからない」
「何をすればいいか分からない」
というふうに、動けなくなったり、
「まわりについ、流されちゃうな」
「あの時はこう思ってたのに、また迷ってる。なんでだろ?」
と自分がブレているのを感じたことはありますか?
僕はよくありました。
今でもあります。
そう、人は基本的にブレがちです。
一貫性がある人に憧れる
しかし、中には一本筋が通っている人、一貫性がある人っていますよね。
まわりに流されずに、確固たる自分を持ち、信じた道を貫いている人。
そんな人は見ていてもカッコイイし、幸せそうなイメージがあります。
迷いがないのはいいなーと思うし、きっと成功しやすいでしょう。
なぜ、あの人は迷いなく、信念を持ってまっすぐ行動できるのでしょうか?
重要なのは「ある言葉」
そういう人は間違いなく「言葉」を持っています。
それは「自分の軸」を言語化したものです。
自分の方向性を持っていて、そこに向かう軸がイメージできています。
さらにイメージできているだけでなく、それを言語化できているのです。
いくつかの信念・価値観によって作られる自分軸。
それがちゃんと言葉になって、彼を支えているのです。
自分軸の見つけ方
自分の軸となるものはきっと、たくさんの経験をしながら、考え、悩み、見つけ出していくものだと思いますが、そう簡単ではないですよね。
あなたもきっと、それを探してもがいているのかもしれないし、僕もそうです。
ただ、この方法を知って、僕は軸が定まってきたという気がしています。
それは、「7つの習慣」という本に書かれています。
もしかしたら、あなたもご存知かもしれませんね。
この7つの習慣の中の第2の習慣がこれです。
「終わりを思い描くことから始める」
どういうことでしょうか?
終わりを思い描くことから始める
例えば、あなたはプラモデルやフラワーアレンジメントなど
何かを作る体験をしたことがあるでしょう。
その時、設計図を見ないで作ったらどうでしょうか?
最後の完成形をイメージしないで作ったらどうなるでしょうか?
おぼろげながらでも、完成形をイメージしないで作ったら散々な結果になったことでしょう。
それと同じように、人生の最後にどんな自分になっていたいかを考えてみることはとても有用です。
多くの人は死をイメージしていないために、そんな発想はないと思います。
あなたがどうありたいのか?
コツはあなたが人生の最後にどんな人でありたいのかをイメージすることです。
なりたいもの、つまり職業や地位・役割などではなく、どうありたいのかが重要なのですね。DoやHaveではなくBeをイメージするのです。
「7つの習慣」では人生の最後、自分のお葬式の場面にまわりにどんな人がいて、どんな言葉をかけてくれるか、どんな人物だったと思われていたいかを考えるワークが記されています。
ぜひ一度、「7つの習慣」を読んで、そのワークを実際にやってみてください。
そうして、あなたが人生の最後にどんな人でいたいのかがわかったら、これからの人生の過ごし方が変わると思いませんか?
あなたの人生を規制するものではない
もちろん、そのイメージはこの先変わっていっても構わないのです。これからの人生が変化するのですから、最後にどうなっていたいか、のイメージも当然変わるでしょう。
ただ、そうやって、あなたの人生の方向性、軸が決まったらそれがあなたの行動指針となるのです。
そのことが一貫性を生み、効果性を発揮し、あなたの人生を豊かにするのです。
人生を豊かにするプロセス
もう一つ付け加えておくと、あなたが人生の最後に思い描いたような人になっているという結果が重要ではありません。そのとき、あなたはもうこの世にはいないのですから、その結果にフォーカスする必要はないのです。
あなたが思い描いた人生の最後の瞬間に向かっていくプロセス、人生のプロセスが重要なのです。