スノッブ効果とは
商品販売において、いかに集客するかは大きな課題となります。
そのためのマーケティングに関しては様々な分析がなされています。
そのうちのひとつに、心理技術を利用したスノッブ効果というものがあります。これは、「購買者が他の人とは異なるもの、特別なものが欲しいという心理」をもとにした技術です。
このスノッブ効果を使えば、たとえプレミア価格がついたとしても、購入したいという需要につなげることが出来るのです。
例えば時計などに関しても、特定の刻印が押されているだけでプレミア感が出るものですよね。
このような商品には誰もが注目しますし、価格が高いとしても購入を考えるようになるわけです。
スノッブ効果のメリット
この心理を利用することで、確実な集客につなげることが可能となります。
この場合、ターゲットは不特定多数ではなく、そのような特別なものを欲しいと考える一部の消費者となります。
量をさばくことはできませんが、確実に販売数を管理することができます。
つまり、無駄な在庫を抱えることなく計画的に生産できる利点が生まれるのです。
例えば、受注生産というだけでなんとなくプレミア感がありますよね。
一般的なマーケティングと比べると、売り上げも事前に予測できるので、極めて効率的に利益の確保ができるようになります。
さらに市場を自由に創り出すことができるのも利点のひとつです。
プレミア感をいかに演出するかを考えることで、新たな需要を自由に掘り起こすことが可能となるのです。
実践マーケティングの例
例えばある食品で期間限定品を生産し、それが好調だったとします。となれば、再び同じように期間限定で新商品を販売することにより、同数の販売が見込めることになります。
あらかじめ前回のデータがあるので、売り上げ予測も正確に立てられるというメリットが生じます。
その結果、余分な在庫を作ることも、逆に品不足による機会損失となることも避けることができます。より効率良く生産販売ができることにより、利益率が非常に高くなるというわけです。
事前に需要予測ができるという点において、スノッブ効果を利用したマーケティングは有効に活用できるわけです。
これを応用すると、デパートの北海道展のように大規模な販売戦略をとることができますね。
あなたもご覧になったことがあると思いますが、あれは期間限定であり、北海道という美味しいものがたくさんあり、しかも遠くで簡単には行けないというプレミア感が爆発的な売り上げを作っています。
この心理技術をどう応用しますか?
集客において、なんとなく策を講じるのと、背景にしっかりとした理論を持って行うのでは、結果が全く違ってきます。
ぜひ、この「スノッブ効果」という心理技術をあなたのビジネスに使ってみてください。
あなたならどう使いますか?
こんなふうに応用しています、などなどコメントいただけたら嬉しいです。